介護タクシー利用は料金が高い!と悩む前に家族は同乗していますか?

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入院中の母親(もしくは父親)のために
安心できる介護タクシーを利用したいけど料金が高そう…
そんな不安をなくすために知っておきたいポイントをお伝えします。

入院先から転院や外出をともなう治療など、
介護タクシーを急に必要とする機会が出てきたときに必見です。
特に急すぎる場合は介護保険を一切使えずに実費になるかと。
家族同乗したからこそ分かるサービスの違いもありますよ!

介護タクシーの利用料金が高いと言う前に、家族同乗すれば安くできるポイントはご存じですか?

介護タクシーを利用するなら料金や現状を電話で確認

介護タクシーを調べるきっかけは、足首を複雑骨折した母親の歯の治療でした。
リハビリ先の病院は総合病院ではなかったので、歯科がなかったのです。
病院の看護師さんが言うには、
「歯が完治しないと、足の治りに影響するかもしれません」と…

「どうすればいいですか!?」と聞くと、
「定期的に訪問する外部委託の歯科医さんに診てもらうか、
主治医の先生のところへご自身で行かれるかですね。」

もちろん、病院が介護タクシーを用意してくれるわけではありません。
(リハビリのために転院するときの迎えはきてくれましたが)

すぐに利用できる介護タクシーを急いで調べました。
タクシーとの違いは、運賃に加えて介助料金があること。
運賃は介護タクシー事業者さんごとに違い、料金システムも複雑ということ。

迎車料金を安く済ませるためには、病院からなるべく近い事業者さんを呼ぶ必要がある。
目的地の主治医さんまでの大まかな料金を比較するほうがいい。
この2つを行きの介護タクシー探しポイントとして、電話で確認していきました。
ホームページやSNSを持っていたとしても現状が反映されていないことがあるんです。


電話確認したところ、「車検に出していてしばらく営業できないんです」
という介護タクシー事業者さんもありました。

帰りの介護タクシー探しポイントも同じです。
主治医さんから近い介護タクシー事業者さんを選び、料金設定を確認していく。

行きと帰りが近ければ、同じ介護タクシーで大丈夫じゃない?と思ったらストップ!
診察から治療までの間、待たせてしまったら待機料金が発生することがあります。

介護タクシーは高い!と言う前に料金設定表を作りませんか?

介護タクシーの車種で運賃も変わります。
軽自動車とハイエース。介護タクシー用に改造した設備費用が断然違うからです。
自分で車椅子に乗り降りできる親御さんなら、軽自動車のタイプで十分ですよ。
車椅子リフト付きのハイエースにすると、
軽自動車の運賃の倍は考えておいていいでしょう。

ここまでで、介護タクシーの料金設定の違いはざっくりと頭にあると思います。
各介護タクシー事業者さんを比べるなら、
自分で調べたら料金設定表は作っておきましょう。

料金だけ見て高いと思わないことです(安心安全に運んで頂くという感謝も含めて)。
なぜなら、介護保険が適用されるものもあればされないものも。
基本介助や階段介助の料金設定までバラバラです。

普通のタクシーと違い予約が前提。
常に連絡できる介護タクシーを複数用意するためにも、料金設定表は大切です。


ざっくりでも知っておいたほうがいいかなと、
介護タクシー料金設定表を作ってみました。
表の赤字の部分だけでも確認できると比較しやすいはずです。ご参考までに。

介護タクシーの利用料金を比較するのに最低限知っておくべき内容をまとめた表

介護タクシー利用で家族同乗をおすすめする3つの理由

理由その一
<基本介助や階段介助などの介助料金をゼロにできる>

こんな行動でも料金が発生するかもしれません。
・病院内から介護タクシー車内に移動する
・階段の上り下りを手助けする
・通院の手続きや付き添い
家族が同乗せずに、1人で安全に移動するとなるとお金がかかるものなのです。

理由その二
<介護タクシー事業者さんのサービスを確認するため>

一番チェックしておきたいのは料金メーターの上がり方です。
介護タクシー事業者さんを何社か利用すれば分かりますが、
各社によって利用料金の幅が結構あります。

何度もリピートしている介護タクシー事業者さんに料金システムの確認をしました。
例えば迎車回送料金が1.8km以内で640円だったとします。
お客様を乗せてから初乗り状態となるのが一般常識なのですが、
車庫から出るときに迎車ではなく初乗りで出庫する介護タクシー事業者さんもいるそうです。

そうなると、A病院から半径1.8km以内の介護タクシーを呼んでも、
A病院に到着時点で初乗り状態をある程度使っていることになるんです。
初乗りが1.8kmまで640円となっていると、
1.8km過ぎたら加算運賃もしくは時間距離併用制にすぐ切り替わってしまうんです。

すると、A病院から半径3km以上の
優良介護タクシー事業者さんに迎車してもらうほうが安いといった現象が起きてしまうわけです。
*お住まいの地域で介護タクシー事業者さんの相場が違う場合があります。

理由その三
<道路状況の確認と把握>

入院している人が外の状況を確認するのは困難ですし、
車を運転していないなら混雑する道も分かりません。

同じ介護タクシー事業者さんで時間帯にもよりますが、
2回以上乗って料金の変動が500円以上ある場合は他社に乗り換えましょう。
知ってか知らずか遠回りをされている場合があります。

交通規制で入れない道がある場合は別ですが、よっぽどのことがなければ大きく変動しないはずです。
1回目が2000円ちょいだったのに、2回目が2500円の場合。
2つめの理由にもある迎車回送を初乗りで来ていることも考えられます。
そうなると、加算運賃が早めについていくかたちですね。

少なくとも、時間もかかって利用料金も高くなっている場合はアウトと見てください。
(踏切事故で動けなかったとか、道路工事で迂回する場合は別です)
空いている道路や抜け道で、早く安く安全に運んでくださる介護タクシー事業者さんもいらっしゃいます。
そうなればリピート確定です。その方と信頼関係を深めていきましょう。
予約をとるのもスムーズになっていくはずです。

まとめ

介護タクシーの料金は運賃と介助料金の2種類に分かれます。
介護タクシー事業者さんに聞くときは、
迎車料金と出発地から目的地までの大まかな料金を必ず聞いて比較しましょう。

介護タクシー事業者さんを1社だけに頼ってしまうと、
料金比較や予約ができない場合もあります。
最低でも2~3社は候補をあげておきましょう。

介助料金をゼロにするために家族同乗がポイント!
介護タクシー事業者さんのサービスを見極めるためにも、
家族同乗は1社につき最低2回ほど必要だと思います。

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